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尼崎市大庄北のひき逃げ事故 16歳少年を未熟運転致死罪で起訴

今年の8月、

兵庫県尼崎市大庄北の路上で起きた

肥後勇さん(80)死亡ひき逃げ事件

逮捕されたのが

大阪府豊中市の無免許の16歳の少年

ということで

注目を集めていましたが、

大阪地検は10月7日、

危険運転致死罪の一つ

『未熟運転致死罪』で起訴しました。

『未熟運転致死罪』での起訴は

2014年5月の同法施行後

全国で初めてということですが、

その内容について調べてみました。

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ひき逃げ事故の内容

まずは今回のひき逃げ事故について

再度、内容を確認しておきたいと思います。

この交通事故が起こったのは、

8月13日午前9時20分頃

場所は兵庫県尼崎市大庄北の路上

「男の人が倒れている」

との119番通報で発覚しました。

倒れていた男性は、

近くに住む肥後勇さん(80)。

すぐに病院へ搬送されましたが

残念なことに死亡が確認されました。

そして近所の住人の目撃情報などから

この事故から約30分後

この車を運転していたとみられる

16歳の少年と、

同乗者とみられる17歳の少年

事故現場から南東約1キロの路上を

歩いているところを、

警察に発見され

任意で事情聴取を受けていました。

その後、

大阪府豊中市の会社員の16歳の少年

・自動車運転処罰法違反(危険運転致死)

・道路交通法違反(ひき逃げ)

の容疑で逮捕されました。

当時の詳しい内容はこちらの記事で。

未熟運転致死罪

今回、適用される『未熟運転致死罪』ですが、

正確には『未熟運転致死傷罪』と呼ばれるものです。

これはそもそも

『危険運転致死傷罪』の一つで、

『危険運転致死傷罪』とは

その内容により5つに分けられています。

①酩酊運転致死傷罪

アルコールや薬物を摂取し

正常な運転ができない状態で車を運転し

相手を死傷させる罪。

②制御困難運転致死傷罪

車を制御できないような状態で走行させ

相手を死傷させる罪。

例えば大幅な速度超過で曲がり切れない

状態などです。

③未熟運転致死傷罪

車を運転する技術が未熟なために

相手を死傷させる罪。

つまり通常必要とされる

運転技術を習得していない状態で

車を運転することです。

④妨害運転致死傷罪

人や車の運転を妨害する目的で

走行中の車の直前に侵入したり、

車や人に必要以上に接近し

さらに危険な速度で車を運転することで

事故を引き起こし、

相手を死傷させる罪。

⑤信号無視運転致死傷罪

赤信号やこれに該当する信号を無視し

さらに危険な速度で車を運転し、

相手を死傷させる罪。

まとめて見てみると

『危険運転致死傷罪』とは、

その事故が起こった原因によって

以上のような5つのタイプに分類されています。

未熟運転致死罪の疑問点

今回、適用されるのは

『未熟運転致死傷罪』

これをもう少し詳しく調べてみると、

少し疑問を感じる部分があります。

旧・刑法第208条の2第1項後段では、

『進行を制御する技能を有しないで

自動車を走行させる行為』

とされており、

『無免許であっても進行を制御する技能を

有していれば適用されない』

となっています。

ここに疑問を感じる声が

多く上がっているようです。

つまり、『無免許で運転技術が十分?』

ということですね。

しかしこのケースは十分に考えられますね。

例えば『免許取り消し』になった人。

この場合は適用されず、

他の罪での起訴となります。

事件を考察

今回の事件では、

防犯カメラ等の映像もあり

『未熟運転致死傷罪』

での起訴に踏み切ったようですね。

今後の裁判でどのような判決が下されるのか

非常に気になりますが、

その結果次第では

もう一つ気になることがあります。

それは16歳の少年に車を貸した19歳の男性

この19歳の男性

罪に問われることになるでしょう。

いずれにしても大事なのは、

『罪を裁く』こと以上に

『罪を防ぐ』ことです。

1人1人のモラルが重要ですね。

『参考記事』

尼崎市大庄北のひき逃げ事故

逮捕されたのは無免許の16歳少年

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尼崎市大庄北のひき逃げ事故 16歳少年を未熟運転致死罪で起訴
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