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軽井沢スキーバス転落事故 監視カメラが写したもの

1月15日の未明に長野県軽井沢町の
国道18号・碓氷(うすい)バイパスで起きた
軽井沢スキーバス転落事故

乗客・乗員あわせて41名のうち15人が死亡し、
26人の生存者全員が負傷するという
近年稀に見る大惨事となってしいましたが、
現在も各方面で事故状況の解析
事故原因の捜索が進められています。

そんな中、国土交通省が
事故現場付近に設置された
監視カメラの映像を公開しました。

この画像について
考察していきたいと思います。

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軽井沢スキーバス転落事故の原因を考察

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監視カメラの画像

まずは公開された画像をご覧ください。

監視カメラは2か所に設置されていました。

①:入山峠カメラ
(事故現場から約1㎞手前の地点)
②:軽井沢橋カメラ
(事故現場から約250㎡の地点)

この画像を見てみると、
①の地点ではバスは普通に通過しています。
この辺りはちょうど
峠の頂上付近になっており、
道路もほぼ平坦な状況です。

しかし②の地点では様子が一変。
・速度が上がっている
・センターラインを割っている
・ブレーキランプが点いている
・車体が右に大きく傾いている
といった様子がはっきりと映っています。

この辺りは既に
緩やかな下り坂に差し掛かっており、
先程①の地点とは
道路状況も全く変わっています。

画像のポイント

ここで一連の画像のポイントを
まとめてみたいと思います。

  1. ①の地点より②の地点での
    速度が上がっている
  2. センターラインをはみ出すほどの
    速度が出ていた
  3. ブレーキランプが点きっぱなし

下り坂に差し掛かり、
それまでより速度が上がってしまうのは
自然なことなのですが、
注目すべきは『バスの動き』
『ブレーキランプ』です。

バスはセンターラインを割りながらも、
手前の右カーブ、
そして左カーブを走り抜けています。
これはつまり、
『運転手がしっかり
ハンドル操作を行っていた』

ということになるでしょう。

また、『ブレーキランプが点いたまま』
ということは、
『ブレーキをかける動作を行っていた』
ということになります。

排気ブレーキとフットブレーキ

ただ、ここで問題なのが、
・排気ブレーキ
・フットブレーキ
・ブレーキは効いていたのか?
という3点です。

『排気ブレーキ』とは、
大型のバスやトラック、
主にディーゼルエンジンを使った車に
多く装備されており、
エンジンの排気ガス経路(主にマフラー)
塞ぐことによって、
より強いエンジンブレーキ
作動させるというものです。
これは運転席付近のスイッチを
ONにすることで、作動します。

一方『フットブレーキ』は、
運転席の足元に設置してある
『ブレーキペダル』を、
運転者が踏むことによって
作動するブレーキです。

ブレーキランプとバスの動き

画像で確認すると、
バスはブレーキランプが点いたまま
2つのカーブを通過しています。

一般的にこういった道路では、
排気ブレーキは作動させたまま
カーブ手前でフットブレーキを作動
コーナリング中は
フットブレーキを作動させない。
といった運転になるでしょう。

しかしブレーキランプは
点いたままになっているので、
そこから推測できるのは、
①排気ブレーキのみだった
②フットブレーキが効いていなかった
この2点になるでしょう。
(事故を起こしたバスは、排気ブレーキ、
フットブレーキ、どちらが作動しても
ブレーキランプが
点灯する構造になっていました。)

事故を考察

今回の事故では
残念ながらバスを運転していた
土屋廣運転手が亡くなられているため、
今後の事故状況の解析は
残された事故車両
生存者の証言に頼らざるを得ません。

軽井沢スキーバス

しかしこの画像が公開されることにより、
さらに事故原因の解明
一歩近づいたことは間違いありません。

犠牲となられた方々が
戻って来ることはありませんが、
せめて事故原因をはっきりと解明し、
それを世の中の車の運転手全員
知ることにより、
今後の事故防止
役立てていかなければなりません。

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軽井沢スキーバス転落事故 監視カメラが写したもの
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