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東急大井町線荏原町駅の人身事故 2人が手をつないでいた意味は?中高生の自殺について考察

非常に残念なことですが、
近年、自らの手で
人生を終わらせてしまう若者の数が
増加している傾向があります。

2009年以降、日本国内の自殺者数は
減少傾向にある状況に反し、
中高生の自殺者数は
増加傾向にあるというデータが出ています。

そんな状況の中、
またしても残念で衝撃的なニュースが
飛び込んできました。

東京・品川区で、2人の女子中学生が
走ってくる急行電車に飛び込み、
共に自らの命を絶ってしまいました。

この人身事故について
考察していきたいと思います。

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人身事故の概要

事故が起こったのは
5月9日午後7時20分ごろ、
場所は東京都品川区
東急大井町線荏原町(えばらまち)駅
上りホームでした。

駅を通過する予定だった上りの急行電車
ホームに差し掛かったところ、
突如、女子中学生2人
線路内に飛び込み、
急行電車にはねられてしまいました。

2人は急行電車の先頭部分に接触。
意識不明の重体となりましたが、
搬送先の病院で死亡が確認されました。

現在までに判明している事実

事故当時の様子

事故当時は帰宅ラッシュの
時間帯でもあったため、
多数の目撃情報がありました。

  • 2人は制服姿だった
  • 手をつないで一緒に飛び込んだ
  • ホームにはそれぞれの通学カバンが
    残されていた

なおこの荏原町(えばらまち)駅は
2人は通学では使っておらず
当初から自殺目的で
駅に向かったものと思われます。

自殺した2人の女子中学生

2人の女子中学生はいずれも13歳
品川区在住の中学2年生

同じ区立中学校に通っており、
共に演劇部に所属する
親友であったといいます。

9日は部活動を終え
午後6時過ぎに学校を出ていました。
この日は雨が降っていたため、
2人が傘を差しながら
手をつないで歩いている姿
目撃されています。

ホームに残された2人の通学カバンからは、
それぞれ遺書とみられる
手書きのメモ書きが見つかっています。
これはA4サイズの用紙数枚に書かれており、
『人間関係の悩み』『死にたい』という
内容が書かれていました。

なお、いじめを受けていたような記述は
なかったようです。

2人の様子

事故当時までの2人の様子は、
その後発表された
母親や友人のコメントを見てみても、
特に変わった様子もなく
いつもと同じであったようです。

1人の女子中学生の母親のコメント

「大型連休も家族でボウリングに行ったり
公園で遊んだりして楽しそうにしていた」

「(亡くなった)朝もご飯食べて
『行ってきます』って。
帰ってきませんでしたので捜しに行って」

「(亡くなったもう一人の女子中学生は)
一番仲良くさせて頂いてるクラスメート」

「何でこんなことになったのか
一番近くにいたのに
悩み事とか心配事に気付かなかった」

友人のコメント

「2人はいつも一緒にいた。
悩んでいる様子もなく
亡くなったなんて信じられない」

中高生の自殺の現状

冒頭にも記載しましたが
内閣府における
平成26年度版自殺対策白書によれば、
日本国内における自殺者の総数は
2003年が34,427件と
最も多かったものの、
2009年以降は緩やかに減少
2011年には30,000人を
下回っています。

自殺者の推移
出展:平成26年度版自殺対策白書

また自殺死亡率
(人口10万人当たりの自殺者数)も
これと同じように推移しています。

自殺死亡率の推移
出展:平成26年度版自殺対策白書

しかしこれに反して中高生の自殺者は
2011年を境に増加傾向にあります。
特に中学生は急激に増加しており、
2015年には1998年以来17年ぶりに
100件を超えるという
深刻な事態に陥っています。

中学生の自殺数推移
出展:http://blogos.com/article/174341/

高校生の自殺者推移
出展:http://blogos.com/article/174341/

そして自殺が起こっている現状を
日別に見てみると、
ある特徴があることに気付きます。

日別自殺者数
出展:平成26年度版自殺対策白書

赤丸は特に突出した部分に
私が印をつけましたが、

  • 新学期が始まる前後
  • 大型連休の前後

この時期に
集中している傾向が見られます。

つまりこのことから
中高生の自殺の原因が、
学校に対するストレスであったり
不満であったりする傾向が
多いように思われます。

中高生の自殺を防ぐには?

一般的に中高生の年頃は、
思春期に入る時期でもあり非常に繊細で、
少しのことにも
敏感に反応してしまう傾向があります。

また中には
自分の気持ちや感情を、
うまく伝えたり表現できない
といったことも起こり得ます。

このような時期に少しでも間違った考えを
起こさせないためには、
やはり周りの人たちの配慮が必要です。

  • 親兄弟
  • 教師
  • 友人

少しでも多くの接点と、
見守る目が重要であると考えます。

2人が手をつないでいた本当の意味は?

今回の東急大井町線で起こった
人身事故で、
最も世間から注目されているのは、
『2人が手をつないでいた』
という、目撃証言でしょう。

これについては様々な見方があり、
中には2002年に公開された
集団自殺をテーマにした映画、
『自殺サークル』
を連想させるといった意見もあります。

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しかし今回の件を詳しく調べていると、
私にはこの2人の行動が
『死に対する最後の抵抗』
であったように思えてなりません。

死を決意して駅のホームに立ったが、
やはり2人は恐怖に包まれていたに
違いありません。

その恐怖を少しでも和らげるために、
お互いに信じあっている者同士の
手を握り合ったのでしょうが、
そこには『思い留まる気持ち』があったと
信じたいのです。

しかしそれ以上に決意が強く、
結果として2人は
命を落としてしまいましたが、
そこに『もう一つの手』があれば
このような悲劇は
起こらなかったのではないのか?

そう思うと、
ただただ残念でなりません。

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